
縁起かつぎがち。

どうも、Webライターあるあるです。
小規模企業共済に入った話
わたしはフリーランスとして仕事をしています。そのため厚生年金は会社員だった数年間分しかもらえず、正直言って親世代のように年金だけでなんとかやっていくことは無理です。
国民年金は満額でも月7万円いかないぐらいのようです。わたしの家は妻も会社員ではないので、どう転んでも年金だけでは足りない、ということになります。
お金が足りないなら、節約は当然として、貯めるか増やすかしないといけません。
とはいえ、いくら銀行や郵便局に預けても超低金利時代の今はお金が増えません。そのため、収入が少ないならなおさら増やすことに力を入れる必要があるでしょう。
つまりざっくりと言えば「投資」が必要になるわけです。
しかし、投資で得た利益には通常は税金がかかるので、そのへんの優待が受けられるものを選ぶのがおすすめです。
いわば節税も兼ねた投資として挙げられるのは、主に以下の3つでしょう。
・つみたてNISA
・iDeCo
・小規模企業共済
わたしは将来的には全部やりたいと思っている(なんなら満額で)のですが、はじめの一歩として小規模企業共済を選びました。
今回は、3つの投資の違いにもかんたんに触れながら、わたしがまず小規模企業共済を選んだ理由を紹介します。

どうでもいいけど「小規模事業共済」って何回も間違えました。

そんなこと言うと読者さんもこんがらがるだろ。「企業」な。
小規模企業共済って何?
小規模企業共済は、ざっくり言うと、個人事業主や小規模事業主のための退職金積み立て制度です。
これに加入できるのは、個人事業主(フリーランス)か小規模事業主だけ。このへんがつみたてNISAともiDeCoとも違います。
毎月お金を積み立てていくのはどれも同じですが、小規模企業共済は以下のような特徴があります。
◆掛け金は全額所得控除(1千円~最大7万円/月)
確定申告をする皆さんはご存じかと思いますが、所得税と住民税は収入から経費や控除を差し引いた金額(課税所得)に対して、一定の割合でかけられます。
控除というのは、国の特例で経費以外にも差し引けるもの。たとえば年金や国民健康保険に支払ったお金などが所得控除の対象となります。要は経費と同じ扱いができるわけです。
節税というのは、雑に言うと「どれだけ経費や控除で所得を小さくできるかゲーム」です。
小規模企業共済は積み立て金がすべて控除されます。つまり、節税できる貯金と言えるでしょう。
※全額所得控除になるのはiDeCoと共通しています。つみたてNISAは投資から得た利益だけが非課税です。
ちなみにiDeCoは60歳まで引き出せないという縛りがあるものの、全額所得控除になり利益も非課税です。
※小規模企業共済は、お金を受け取るときは税金がかかりますが、一括受け取りなら退職金扱いになり、税制上の優遇があります。
分割受け取りの場合は公的年金等の雑所得扱いとなり、所得として計算しなければなりません。
まとめると
・小規模企業共済とiDeCo→掛け金が控除になって毎年の所得税・住民税がお得に
・iDeCoとつみたてNISA→投資で得た利益が非課税になってお得
完璧に老後を対象とするのなら、iDeCoが一番お得かもしれません。
◆掛け金は国が運用してくれる
小規模企業共済の最大の特徴はコレです。掛け金は国がちょっとした利回りで運用してくれます。
つまり、貯金なのに勝手に増えます。半年未満でやめると掛け捨て(全額返ってこないこと)になるといったデメリットはありますが、家計が厳しいときはやめずに減額して続ければよいので、デメリットにはならないでしょう。
また、加入期間が20年未満だと元本割れするものになっています。
これは大きなデメリットですが、小規模企業共済のお金の受け取り方には①廃業して受け取る②65歳以上になったら老齢給付として受け取るの2パターンがあり、①の方法なら元本割れしません。
投資であれば元本割れの可能性があります。それは自分で銘柄を選択するつみたてNISAでもiDeCoでも同様です。
・ぶっちゃけ投資とかよく分かんねえよ。
・そもそも証券口座を作るところで挫折した。
といったわたしのような超ズボラタイプの方には、小規模企業共済はおすすめできる制度だと思います。
どれくらい増えるのか、シミュレーションがあるので計算してみました。
割と現実的なセンで、35歳から65歳になるまで毎月3万円を30年間積み立てる、課税所得(経費や控除を差し引いた残り)は300万円という例で計算してみました。

出展:中小機構
・掛け金合計:900万円

出展:中小機構
・共済金A(事業廃止で受け取る):約1,086万円
・共済金B(老齢給付で受け取る):約1,025万円
約1.2倍に増えてます!
・年間節税額(所得税と住民税の合計の節税額)72,800円/年
これは、月3万円の掛け金(年36万円)で、結果として安くなる税金です(課税所得300万円の場合)。
毎月3万円貯金してたら、お金も増えて年間7万2千円も税金安くなったということ。
もちろん節税効果は課税所得によって異なりますが、意味不明なお得さじゃないでしょうか。
↓加入シミュレーション↓
◆申し込みが簡単
証券口座の開設に挫折した、ズボラなわたしが小規模企業共済にした最終的な決め手はこれです。
小規模企業共済は証券口座を作る必要はなく、ふだん使っている銀行口座からの引き落としになります。
そのため、申し込みは自分が持っている銀行口座の支店に行って「これやりたいんですけど」と書類を持っていくだけです。
(書類は銀行窓口ではなく中小機構のHPから取り寄せます)
注意点としては、銀行はあくまで代理店の扱いなので小規模企業共済に詳しいわけではありません。申し込み時には、窓口の方が分かるように、中小機構から送られてくる「書類の書き方」もいっしょに持参するとよいですよ。
ちなみに個人の口座でないとNGです。口座名義に屋号が入っていてもダメなので注意してください。
引き落としは毎月18日。年払いも可能です。個人的には15日にお金が入ったあとの引き落としなので助かっています。
とにもかくにも、ただ貯金しているよりはずっとお得です。
「将来が心配だな、難しいことは苦手だけど、なんか始めなきゃ」と思ってるなら、小規模企業共済から始めてみてはいかがでしょうか。
受け取り時には所得として課税される
とってもおすすめしたい小規模事業共済ですが、受け取り時は退職所得または雑所得になります。つまり、金額に応じて課税されます。
積立金の受け取り方には「一括受け取り」と「分割受け取り」、「一括受け取りと分割受け取りの併用(一時金的に大きな金額を最初に受け取り、残りを分割でもらう)」があります。
一括受け取りに関しては退職所得扱い、分割受け取りに関しては雑所得扱い、「一括受け取りと分割受け取りの併用」をした場合は、一括受け取り分は退職所得扱いで分割受け取り分は雑所得扱いです。
元々共済金A(事業廃止)は共済金B(老齢給付で受け取る)よりも高額になるので、受け取れる金額としては「事業廃止をして、一括受け取りをする」のが一番大きくなります。
しかし、一度にたくさんの金額を受け取ると、所得が増えてどうしても税金は高くなります。結果としては所得が大きくならないように分割で少しずつもらう方がお得、といったこともあるでしょう。
所感

将来の備えをはじめました、というお話でした。

とはいえ、老後に必要な2,000万円?には月3万×25年じゃ届かんのな。

そうそれよ。月3万積み立てる今回の試算だと、老後30年あるとしたら月換算で3万円166円にしか増えんのよ。

ぐぬぬだな。

一例として、小規模企業共済だけで2,000万円もらうには、35年間46,000円ずつ積み立てる必要があります。(これだと老後の30年間、月換算で55,555円になる)

こっちの掛け金を増やしつつ、他の投資もするぐらいのがいいのかもな。

iDeCoはめちゃくちゃお得だけど、60歳まで引き出せんのはネックだな。まぁ60歳ってまだバリバリ元気だけど。

老後用資金ならいいんじゃない?

ただ、なんかで大金がいるときもありそうじゃん?シーンが浮かばんけど。

まぁ、なくはないか。

もちろん万が一のときは家族が相続財産として受け取れるので、家族がいるならiDeCoはアリだと思うよ。

個人的には小規模企業共済で無難に老後資金をためつつ、つみたてNISAで投資をするって目論んでおります。

まぁ、まずはもっと稼げや。

ごもっとも。。
おまけ

モノカキさんついに府民共済に入ったって♪

独立して約5年でようやくか。

これまでは国民健康保険だけでガードが弱かったから、ひと安心?

掛け金2,000円/月の入院保障を夫婦2人分つけただけだけどな。

まだまだこれからね♪でも大きな一歩だわ♪

まぁたしかに。やることは山ほどある。

しっかり稼がなきゃね♪ちなみにこのブログの収益は?

サーバー代すらまかなえておりません。

あ、その分お仕事の依頼がブログ経由で?

来たことありません。

え?ウソ?1年もやってて?お問合せフォームが壊れてるんじゃない?

確認しましたが、問題ありませんでした。

もしかしてブログの才能なし?

そうかもしれません。

あら・・。モノカキさんにトンカツ差し入れて元気出してもらお♪

逆効果かもしれません。

トンカツも喉を通らないなんて・・重症ね♪

・・・
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