※このコーナーは執筆:ナカシマユウタ 代理投稿:モノカキでお送りしています。
ふと耳にする音楽が、遠い過去の記憶を引き出すことがある。そのときどきに流行った曲や、そのときに好きだった曲が流れると一瞬でそのときの記憶が蘇る。
そうしたことは音楽に限らない。道端で香るキンモクセイの香りや出店の匂い、街中の明かりや原風景。些細なことが、ぼくを過去へとタイムスリップさせる。そう考えると、過去と現在はすごく近い場所にあるんじゃないかと思ったりもする。だってたったひとつの曲や、ひとつのにおいで過去といまをつないでしまうんだから。ぼくの記憶にはそれぞれ音楽や香りがひもづいている。だから思い出に浸りたければ、それらに触れればいいのだ。
ということは、ぼくはタイムマシーンを手にしたも同然なんじゃないか。おじいちゃんと遊んだあの公園。友達と駆け回ったあのグラウンド。家族で食べたカレーライス。そのどれもが鮮明な記憶とともに思い出される。
大人になるにつれ、思い出を忘れてしまうなんて言うけれど、それもちょっとしたことで思い出せるんだ。だからのんびりと構えずにいきたいと思う。
今日のつぶやきをおわります。きっと未来へとつながるカギも、ちょっとしたところにあるんじゃないのかなぁ。
コメント