※このコーナーは執筆:ナカシマユウタ 代理投稿:モノカキでお送りしています。
春のあたたかい日差しをあびていると、とてもおだやかでやさしい気持ちにつつまれる。そういえばむかしは、実家にある畳の部屋に寝転がりながら、空を見上げていたなぁ。目を閉じれば、赤色が見えて不思議な気持ちになったこともある。目を開ければ、青空に流れる白い雲を目で追いながら、その数を必死で数えていたっけ。でも途中で眠くなったり、ほかごとを考えたりして、空に浮かぶ雲をすべて数えられたことはない。
でも考えてみれば、数えられないことに意味があるのかもしれない。たとえばぼくが雲の数を全部数えてしまったら、どこかの誰かが「おいおい、待ってくれよ」なんて言うかもしれない。もしかすると、雲だってぜんぶ数えられたくないのかもしれない。そう思うと、数えられないことに意味があるのも納得がいく。雲はあくまで雲であって、数を数えるためのものじゃないんだろう。雲は雲で、今日も空を流れる。ぼくもぼくらしく、歩んでいこうじゃないか。
今日のつぶやきをおわります。でもぼくは、いまでも空を見ると雲を数えているよ。
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