「拝啓 20代のわたしへ」#07モノカキ

ナカシマユウタ

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拝啓 20代のわたしへ
就職したり、結婚したり、転職したり。
20代は人生の中でも激しく動き、楽しいことも多い反面、悩むことも多くあります。
そんな20代の方へ向けて自身の経験を語ってもらう、「拝啓 20代のわたしへ」

第七回は、フリーランスのライターとして活躍するモノカキさん。
Twitterでも京都ならではのローカルなネタとライティングについて、発信をされています。
そんなモノカキさんはどのような20代を送ってきたのでしょうか。
それではモノカキさん、よろしくお願いいたします!!

▼流れ流されたどり着いたキャリア。決められなかった自分の生き方。

ぼくは現在、さまざまな企業から案件をいただき記事を執筆する、フリーランスのライターとして活動しています。
はじめからライターを志望していたわけではなく、大学を卒業後はニートを経験し、その後小中学生を対象とした塾の講師をしていました。
教育に携わりたいという気持ちがあったわけではなく、就職活動がうまく行かず、なんとなく決めた就職でした。
特にやりたい仕事ではなかったので、ポリシーや理想像もなく、仕事を楽しいと思えない毎日。
いつしかぼくの中で、仕事に行くことが苦痛へと変わっていました。

一番の理由は人間関係。
授業をするのは好きでしたが、上司に怒られることも増え、ストレスが大きくなっていたので、退職を決断しました。
いまフリーランスで働いているのも、このときの経験が関係しています。
ライターを始めたときは、企業に属して働くことは考えず、「自分の責任は自分で取りたい」そう考えたことを覚えています。

塾の講師を退職したあとは、ケーブルテレビの営業会社へ転職し、主にマンションのオーナー対応をしていました。
この会社に入社した理由も、自分で選んだわけではなく、いろいろ応募した中で採用されたからという流されただけの決断でした。
働き始めると、休みもあるし、残業もあまりない。
前の会社に比べて環境はとても良いものでした。
でも派遣社員だったぼくは、新卒入社してくる社員を見て、この会社で働くことは自分の実を結ばないなと感じ、退職を決断しました。

▼働くことの向き不向き。自分に合うことを考えよう。

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そうした経験をしたぼくは、いまの仕事であるライターへとたどり着きました。
この経験で得たことは「働くことにも、向き不向きがある」ということ。
営業が得意な人もいれば、事務作業が得意な人もいる。
ぼくは営業がうまくできないことが、ずっとコンプレックスでした。
このコンプレックスを克服するには、得意な人の何倍も努力が必要です。
でももしかするとそれは「努力の方向性」がちがうのかもしれない。

もともと得意な人がさらに努力をしたら、追いつくことはさらに困難になります。
だからまずは「自分にできること」「自分がしたいこと」を考えました。
当時のぼくは、引き出しは多くなかったので、できそうなことから始めることに。
そこで出会ったのがライターの仕事です。
だから「向き不向き」を考えることは、とても大切だと思います。

学生の頃、まわりのみんなが自己分析をする中、ぼくはまったくしていませんでした。
自分は何がしたいのかも考えたことはなく、自分自身のことを考えることをしなさすぎだったと感じています。
自分を知らなければ、向き不向きもわかりません。
自分の引き出しに気付くこともできないかもしれない。
自分のことを考えず、多くの失敗をしたぼくは「自分のことを考える時間」を持つことを伝えたいと思います。

▼はじめの一歩はなるべく小さく。少しずつ進んでいこう。

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自分のことを考える時間を取り、やりたいことが見つかったとします。
それでも踏み出せない人や、踏み出せないことに悩む人も多くいるのではないでしょうか。
でもぼくからすると、やりたいことがある時点ですごいことだと思います。
やりたいことがわかった時点で、自分のことを知っている。

それだけで一歩とはいえなくても、半歩は進んでいる。
あとは踏み出すか踏み出さないかを選択するだけです。
なかなか選択できないときには「もし踏み出さなかったら後悔するかどうか」で考える。
いきなり独立したり、会社を辞めたりと大きな一歩にしなくても良いと思います。

0か100かではなく、少しずつ手を付ける。
基本は本業をする。休みの日には少し副業に手を付ける。
そうやって同時進行でおこなうのが大切だと思います。
コツコツやっていれば、2〜3年で実を結ぶでしょうし、もし休みの日を使ってまでやりたくないのであれば、それはやりたいことではないのかもしれません。

▼フリーだからこそ、生活にメリハリを。大切な「何をしてもいい日」。

いまではライターとして生活をできるようになりましたが、意気揚々とライターの世界に飛び込んだ当初は、仕事もなく苦しい時期を過ごしました。
それでもコツコツ続けることで、いまはとても楽しく充実した日々を送っています。

フリーランスで仕事をしていると、「モチベーションの管理」について聞かれることが多くあります。
ぼくは最近ようやくできるようになってきたところですが、ひとつだけ言えることがあります。
それはぼくが実践していることですが、「何をしてもいい日」を作ること。

フリーランスの場合、すべてが自分次第です。
そのためもし仕事があっても、どんどん後回しにしてしまい、あとから大変なことになるという経験を何度もしました。
「今やらなくても、夜にやろう」「夜にやれなかったから、明日の朝やろう」そうした甘い考えがあったのも事実です。

それを避けるためには、メリハリをつけること。
仕事とプライベートの区切りが分かりづらいフリーランスだからこそ、メリハリが大切になります。
そこで「何をしてもいい日」が重要になってきます。

「何をしてもいい日」は、何もしなくてもいいですし、出かけたりしても、気が向いたら仕事をしてもいい日です。
その日を設定したら、あとは逆算してスケジュールを組むだけ。
大切なことは一日に少しだけ時間をとるのではなくて、思い切って丸一日そうした時間をとることです。
中途半端にするより、思い切って一日を自由な時間にしてみてください。

▼「やってもいいこと」から始めよう。そこで得られるものがある。

もしいま20代の自分にアドバイスをできるなら「楽な方に流されないこと」「なんとかなると思わないこと」の2つを伝えたい。
楽な方に流されてしまうと、授業をさぼったり、努力をしなくなったりします。
流されているようでも、やる人はやっている。
当時のぼくは「やる人」ではなかったので、楽な方に流されないようにしようと伝えたい。
そしてなんとかしようとしないと、なんともならないこともあることに気づいてほしい。

流されてばかりで、自分のことを考えていないと、ふわふわした状態に陥ってしまいます。
とはいえ、これはいろいろな経験をしたいまだからこそ言えることで、当時のぼくにそのまま伝えても響かないかもしれない。
だからまずは、なんでもいいから「やってもいい」と思えることに挑戦してほしい。
ぼくは流されて決めることばかりだったので、本気で向き合うことが少なかった。

なんとなく流されて働いていた期間、ぼくには何も身につきませんでした。
やりたいことを見つけるのはきっと難しいことなので、まずは「やってもいい」と思えることにしっかり向き合うこと。
自分で決めて行動することで初めて、反省や改善ができるし、経験として振り返られるのだと思います。

▼「執筆家」ではなく、「翻訳家」。誰にでもわかる記事を書く。

フリーランスを始めたときに「楽しく生きる」を目標にしていましたが、いまはそれも実現していて、幸福度は高い状態にあります。
そんなぼくは今後「一番理解できる」記事を書きたいと考えています。
いまはネット上にもいろいろな記事が溢れ、「読んでもよくわからない」という記事も増えています。

たとえば、読んでいてわからない単語が出てきたから、別の記事を読んでみる。
でもその記事の説明もよくわからない。
ぼくはこうしたことに疑問を持っています。
業界誌は別として、文章を書く人には「誰にでも分かる記事」を書く責任がある。
ライターとは「文章を書く人」ではなく、「誰にでもわかる言葉に翻訳する人」だとぼくは思っています。
だからこそ、誰にでもわかる「一番理解できる」記事を書きたい。
これが今後のビジョンです。

20代の自分は、なんとかなると思いつつも、不安を感じる毎日でした。
でもいまのぼくを見たら、きっと安心してくれると思います。
当時のぼくはフリーランスのライターをしているなんて思ってもいませんでした。
たくさん回り道もしましたが、自分で考えて選択をし、自分の人生を生きているいま、ここまでたどり着けて本当に良かったと思っています!

▼まとめ

自身の経験から、流されないことや自分について考えることの大切さを語ってくれたモノカキさん。
しっかりと活躍されながらも、どこか力の抜けた柔らかさを感じさせる姿勢がとても魅力的でした。
インタビュー中にもしっかり考えながらも、わかりやすい言葉で伝えてくれ、深さを感じられる人柄でした。

今回のインタビューを参考にして、20代の方にはより良く過ごすきっかけを手に入れてくれたらなと思います!
モノカキさん、お忙しい中ありがとうございました!!!

☆モノカキさんのTwitterはこちら

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