拝啓 20代のわたしへ#05髙野 和幸

ナカシマユウタ

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拝啓 20代のわたしへ
就職したり、結婚したり、転職したり。
20代は人生の中でも激しく動き、楽しいことも多い反面、悩むことも多くあります。
そんな20代の方へ向けて自身の経験を語ってもらう、「拝啓 20代のわたしへ」

第五回は、タカノ社労士事務所の社会保険労務士として活躍する髙野 和幸さん。
Twitterでも「幸せにする社労士」として発信をされています。
そんなタカノさんはどのような20代を送ってきたのでしょうか。
それではタカノさん、よろしくお願いいたします!!

▼ライターからのキャリアチェンジ。「やりたいことをやれること」が幸せなことなのか。

ぼくは現在、社労士として助成金の申請手続きのお手伝いをメインでさせていただいています。
そんなぼくのキャリアのはじまりは、雑誌のライターでした。
大学生の頃、プロレスと競馬が大好きだったぼくは、スポーツ実況アナウンサーになりたくて放送学科に通っていました。
でも勉強をしていくうちに、文章を書くのっておもしろいなと思ったことがライターになったきっかけです。

通っていた大学を卒業後、そのまま2年ほど大学に職員として残り、その後26歳までライターをしていました。
ただ、給料は安いし、残業も多く家にも帰れない。オフィスに段ボールを敷いて眠る生活が続き、このままではダメだと思っていました。
そんなときに、神の啓示ともいえる出来事が起こります。

それは結婚です。
結婚がぼくの人生を変えたひとつの出来事です。
ライターをしていたぼくですが、実は「書くこと」が好きではなかったし、まわりのクリエイターは少しでも良い作品を作るために、体を壊すほどの執念を持ち仕事に向き合っていました。
でもぼくにはそんな執念はなかった。

結婚をしたことで新しい人生のスタートになると感じたぼくは、ようやく「書くことが好きではない」という思いを表に出すことができました。
ライター時代に気付いた管理や調整のセンスを活かそうと人材紹介会社へと転職をし、産業カウンセラーやキャリアコンサルタントの資格を取得しました。

そんなぼくがいま思うことは、「いま何があれば自分は幸せなのか」といつも考えておこうということ。
やりたいことをやれることが幸せな気がしますが、実際は違ったりします。
好きなことをしても満足感や幸せを得られていないのなら、「いま何があれば自分は幸せなのか」ということに立ち戻るようにしましょう。

たとえば誰かの「ありがとう」が自分の幸せであれば、そこまでの道がどれだけ険しくても、きっと道を探していける。
だからこそ、自分が目指す先に自分の幸せが描けているのか。目的を達成した自分がどんな気持ちでいるのか想像すること。
そうした姿勢を大切にして欲しいと思います。

▼好きになれなかった自分。そんなぼくを大事に思ってくれた人。

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20代の自分を振り返ってみると、人に興味がなく、自己本位で利己主義な本当にひどい人間だったなと思います。
「まわりの人は他人のために動いているのに、なんで自分はそれができないんだろう」と自暴自棄にもなりました。

それはきっと怒られることが嫌で、怒られることを避けてきたから。
そんなぼくはいつも自虐ネタを言っていました。

あるとき、自分がとても大切に思っていた恩人を前にしていつもの自虐ネタを爆発させていると、「そんな君を大切に思う私をバカだと言ってるのかな」と笑われました。

自分を信用することはできないし、評価はできないけれど、そんなぼくを大事に思ってくれている人がいる。
それは本当にうれしかったし、そのことは認めたい。
そこから自分と向き合えるようになりました。

もしいま自分の存在価値に悩んでいる人がいれば、「いまのままのあなたでいいんだよ」って伝えたい。
あのときのぼくと同じように、あなたを大事だと思ってくれている人は必ずいます。
その人たちがなぜあなたを大切に思っているのか、その意味は受け止めなければいけません。
それがきっと生きる意味であり、あなたの存在価値でもあると思います。

▼幸せはむこうからやってくる。だから目の前のことに一生懸命になろう。

20代のぼくは、野望と大志の塊でした。
一生懸命手を伸ばして、自分の求めるものを取りに行っていました。
でも掴めたものは、驚くほど期待外れだった。
求めていたはずなのに、成し遂げても満足できないし、幸せにもなれなかった。

そんなぼくが、頑なに必要がないと思っていた結婚をし、やはり必要がないと思っていた子どもが生まれて、ふっと幸せになれたのです。
自分で掴んだものでは幸せにはなれなかったのに、誰かがくれたものですごく幸せになれた。
それはきっと必要だから与えられたんだなと思います。

そんな経験をしたぼくから言えることは、「その先に自分の幸せがあるのか」ということ、そして「目の前のことを一生懸命やる」ということ。
与えられたものにしっかりと向き合って、淡々と点を打ち続ける。
それがあとでつながって、自分を幸せにしてくれるとぼくは思います。
だから自分の幸せの本質は何かを考えて、目の前にあることを一生懸命にやっていくことが大切だと思っています。

▼淡々と点を打ち続けること。未来の自分へパスを出す。

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生きていると、苦しくてしんどいことが必ずやってきます。
そんなときには、それを避けることも大切です。

本当に乗り越えなくてはならないことは、どれだけ避けても必ず戻ってきます。
それでもそのたびに避けてしまえばいい。
そんな高い壁もいつかタイミングが来ると、あっけなく乗り越えられるものです。

とんでもなく高い壁だと思っていたものが、50㎝くらいに感じられる日がいつかやってくる。
でもそれは壁が低くなったんじゃなくて、淡々と打ってきた点が積み重なって自分の方が大きくなっているからなんです。
だから越えられないと思う壁があるのなら、未来の自分にパスをするという感覚で過ごすことも大切です。
でも避ける代わりに、いまの自分ができることを淡々とやりましょう。
それが将来、いまより優秀になって頑張っている自分へのパスになります。

ただし「いま何があれば自分は幸せなのか」をわかっていないと、なにかを続けることは難しい。
だからこそ、何があったら幸せ?という問いを「心のポッケ」に忍ばせて、ときどき見直すようにしましょう。
それこそがいまの自分が未来の自分にできる大切なことだと思います。

▼点を打ち続ける意味。「いまを生きること」が幸せのタネ。

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ここまでいろいろと語ってきましたが、きっと「20代のぼく」が今のぼくを見たら、きっと信じられないだろうなと思います。
幸せになっているイメージなんて決して持てなかったので、「ほんとうにぼくですか?」って。
それだけいまのぼくは幸せですし、20代のぼくには想像もできない自分になっています。

そんな20代のぼくに、こう伝えたい。
「きみが経験したことに、意味のないことはひとつもなかったよ。きみが打ってきた点はすべて意味を持っていて、いまきれいに花開いているよ。」

20代のぼくのように、いまの自分に悩んでいる人は多いと思います。
それはきっと先が見えないから。
ぼくたち人間には、目の前のことしか見えません。
5年後、10年後どころか一時間先の自分も分からない。
それが苦しさや悩みの原因なんじゃないかと思います。

だからこそ苦しくて、点を打つ意味も分からないかもしれませんが、点を打ち続けてほしい。
それが未来の自分へのパスになります。
どんなことでもいいから、点を打ち続けてください。
それがいまのぼくからのメッセージです。

いまぼくは「明日死ぬのかも?」と思えるくらい、満たされ幸せに過ごしています。
先のことはわからないけど、それでもぼくはこれからも目の前にあることを一生懸命やって、淡々と点を打ち続けていきたいと思います!

▼まとめ

幸せについて考え、そこから多くの学びを得たタカノさん。
その姿はとてもやさしく、安心感を与えてくれ、人を想う気持ちが伝わってきました。
インタビューでは、自身の経験から幸せに生きるための学びを与えてくれ、どこか「幸福論」を読んでいるかのように感じられました。
今回のインタビューを参考にして、20代の方にはより良く過ごすきっかけを手に入れてくれたらなと思います!
タカノさん、お忙しい中ありがとうございました!!!

☆タカノさんのTwitterはこちら

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