
なんでライターやってんの?

よくぞ聞いてくれました!
ダメダメな学生時代から、キャリアスタート
ライターとして活動している人にも、いろんな人がいる。
専業としてライターだけで食べている人。副業としてライターをやっている人。
今回は、僭越ながらわたくしナカシマユウタが「なぜライターになったのか」をお話します。

ぼくは二足のわらじを履くおとこ。
ぼくは現在、とある企業で人事採用担当として働きながら、フリーランスのライターとして活動している。
もちろん税務署で開業届を提出しているから、個人事業主でもあるわけだ。
もともとぼくのキャリアは県内大手のスーパーマーケットの青果物担当者としてはじまった。学生時代から人と話すことが好きで、自分がオススメしたものを買ってもらえることに喜びを感じていたのだ。だが学生時代はろくに勉強もせずに、遊んでばかり。恥ずかしながら、追試を受けてギリギリ卒業できたというほどに、ダメな男なのである。

ダメ男じゃないか…
そんなぼくだから、まわりが必死に就職活動に励むなか、わずか1ヶ月に満たない期間で終了した。小売業は採用人数が多いから早く決まったというのもあるだろう。まわりが黒髪短髪スーツにネクタイで決めている中、金髪坊主だったぼくをまわりは「変なやつ」と思っていたかもしれない。
「想いは伝わる」。会話を大切にしていた担当者時代。
さて就職してからだが、予想以上に楽しかった。売り場を考え→仕入れ→陳列→販売。おもしろいほどにうまくいき、売上も全店ワーストだったものを上位に食い込むまでに押し上げた。お客さんとも会話がはずみ、自信に満ち溢れていた。
ぼくが得意としていたのは、会話をしながらオススメの商品を販売すること。徹底的に勉強して得た知識と、毎日の会話から得たお客さんの情報から売り込むのだ。ときにはクレーム対応もあったが、それは逆にチャンスだと意気揚々としていた。誠心誠意、ひととおり謝ったあとは「一番のオススメ品」を渡す。そしてそれがどんな商品なのか、特徴とともに想いを伝えた。すると翌日には笑顔でお店に来てくれるのだ。

想いは必ず伝わると思ってました。
そうしてみんながハッピーになれるお店づくりをしていたぼくには、もうひとつ得意なものがあった。それは「手書きのPOP」だ。「産地直送」とか「本日限りの特売品」などと謳っているあれである。それをぼくは徹底して磨いた。
たいていはパソコンを使ってつくるが、ぼくは手書きで装飾し、目立たせていた。商品の特徴や食べ方、ちょっとした豆知識などを書いておく。それだけで会話が弾むし、店員に声をかけられたくないお客さんにも声を届けられるのだ。些細なことだが、これは大きかったなぁと思う。事実反響は大きかった。
ぼくはこれにより、その商品を購入したお客さんが料理をして食べるだけでなく、その商品に対する想いや豆知識を家族と話してほしいと思っていた。おいしく食べるだけでなく、楽しい会話の提供にも一役買えたらなんて思っていたのだ。

これはぼくなりの「食育」のつもり。
つまりぼくは、「徹底して調べること」「相手を知ること」「文章を書くこと」の3本柱を武器にしていた。これはいまのライターにも大きく貢献している。
人事採用担当として働きながら、フリーランスのライターとして活動
長くなってしまったのだが、ぼくは現在、とある企業で人事採用担当として働きながら、フリーランスのライターとして活動している。
しかし、自分の思い出話に花を咲かせてしまい、今回はそこまでたどり着かなかった。
なにが言いたいのかというと、こんな文章を書く人間でもライターにはなれるのだ。
もしあなたがいま、ライターとして活動したいけど踏み出せずにいるのなら、ぼくのことを思い出してほしい。ぼくでもできるのだ。それならば、あなたにもできる。
Wave on waves.
さぁ、波に乗ろう。
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